体は知っている!?夏バテに効く、あの食べ物
もうすぐ7月が終わり、本格的な夏がやってきます。
暑さが続いて食欲がない日や疲れを感じたら、酸味の効いた料理を食べたくなるものです。
酢の物、甘酢和え、梅干し入りのおにぎり・・・。
これは、私たちが自分の体に足りないものを自然に欲している証拠です。
酢には、食欲が増し疲れを取り去る薬効があることを体は無意識のうちに覚えてい
て、それを食することで体を回復させようとしているのです。
私たちは、炭水化物(糖質)を食べてエネルギーを作り出しています。
しかし、エネルギーへ変換させることができなかった糖質は、酸性物質となって疲
れやだるさを引き起こします。
この酸性物質を中和して、疲れを軽減してくれるのが「クエン酸」。
酢には、このクエン酸が含まれていて、酸っぱさが爽やかな味覚と共に、体の内部
までさっぱりさせてくれるのです。
疲れを感じたら、マッサージに行くよりも、お酢の入ったドリンクやお酢を使った
料理を食べるほうが疲労回復効果てきめんです。
酢には、抗菌作用もあるので、食べ物が傷みやすいこの時期の料理にぴったりともいえます。
ただ、気をつけてほしいのは、酢の製造方法。
「アルコール酢」や「合成酢」は大量生産できるので安く手に入りますが、肝心の薬効があまり含まれていません。
原材料表示欄をしっかり確認し、栄養価の高い「醸造酢」と記載のある酢を選びましょう。