知っておきたい、お米の知識
秋といえば食欲の秋、なんと言っても美味しい新米の季節です
まだまだ暑い日が続きますが、朝晩の風に秋を感じられるようになってきました。
古くから米食文化が発達し、お米を大事にしてきた日本だからこそ、ご飯を美味しく頂く知恵がたくさん伝わっています。
まず大切なのは、「お米も野菜やお肉と同じ生鮮食品」ということを認識し、新鮮で美味しいうちに食べることです。
特に精米した後のお米は酸化が進み香りが悪くなるので、精米したお米を購入する方は、夏は2週間、それ以外は1ヶ月以内に食べきれる量を目安にしましょう。
◆お米の保存方法
購入した時の袋に入れたまま保管すると湿気がこもって風味がおちてしまうので、タッパーに小分けにして冷蔵庫の野菜室で保存するか、米びつに入れて熱がこもりにくい場所に保存してください。
長く保存するときは、赤唐辛子を2~3本入れておくと防虫効果があります
◆炊いたお米に芯が残っていたら
炊飯器のご飯にお箸で5~6ヶ所穴をあけ、お酒小さじ1をふりかけて蓋をしたら5分ほど蒸らします。するとビックリ!芯がなくなってふっくら仕上がります。
(この裏技が使えるのは、炊きたての熱い状態に限ります)
◆炊飯器で保存する時、変色させない方法
炊飯器で長時間保存していると、ご飯が黄色っぽくなりますが、梅干しを2~3個入れておくと変色せず炊き立ての美味しさが長持ちします。
◆古いお米や安いお米をランクアップ!
秋に収穫したお米も翌年の梅雨時期以降は「古米」と呼ばれます。古米は水分が少なく、炊きあがりのお米もパサついてみずみずしさがなくなります。
安価で手に入るお米も同様です。
そんなお米は、お米3合に対して大さじ1のサラダ油、またははちみつ小さじ1を入れて炊飯してください。まるで新米のようにツヤツヤのご飯が炊きあがります。
油っぽくなったり、甘くなったりしないので、是非お試しください!