「おばあちゃんの知恵」は世界遺産!世界の風邪予防
風邪には生姜、これは昔ながらの知恵として有名ですよね。
おろした生姜にお好みで砂糖を加え、熱湯を注ぐだけで風邪に効く生姜湯の出来上がりです。
生姜は体を温めて免疫力を高めたり、のどの痛みなどを抑える効果もあり、特に寒気のする風邪の引き始めにピッタリです。
これ、実は日本に限った知恵ではなく、韓国や中国、フィリピン、タンザニア、インドなどでも生姜を使った風邪ドリンクが昔からあります。
昔の人は自然にある物の力をよく分かっていたんですね。
そこで、世界の風邪対策<おばあちゃんの知恵>をご紹介します。
【中国】
同量の水と酢を入れた鍋を火にかけ、立ち上る湯気を部屋に充満させます。
酸っぱい匂いがちょっと鼻につくぐらいにすれば、酢の殺菌効果で部屋の菌やウィルスを退治できます。
湯気が、風邪の原因となる乾燥を防いでくれますし、鼻づまりがある時は鼻のとおりもよくなるそうです。
【タンザニア】
熱い紅茶に砂糖かハチミツを入れ、生姜汁をたらして飲みます。
熱い紅茶を使った風邪対策は、紅茶の国イギリスをはじめヨーロッパ各国にあるメジャーな方法です。
紅茶には、ウィルスが体に侵入するのを防ぐカテキンが含まれているので重宝されているようです。
【フランス】
赤ワインを日本酒の熱燗のように温めて飲むことで、体を温めて免疫力を高めます。
イタリアでは、熱したワインにシナモンの粉や果物を入れて飲む方法もあります。
シナモンには、殺菌作用、解熱作用、免疫力アップ、冷えの改善という風邪のときにぴったりの効果があり、果物に含まれるビタミンが回復を早めてくれます。