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吐き気に効果的な昔ながらの対処法

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吐き気に効果的な昔ながらの対処法

体調を崩してしまったときや病気になってしまったときに、吐き気を催すということは多いかと思います。

吐き気があると、そればかりが気になってしまって他のことに集中できなかったり、他のことがおろそかになってしまったりすることもあります。
吐いてしまうことができればいくらか楽になるのでしょうが、吐きそうで吐けないときが一番つらいものです。
いつ吐いてしまうかわからない不安感を抱えながら時間を過ごすのは大変ですよね。
ここでは、吐き気に効果的な昔ながらの対処法をご紹介していきたいと思います。

塩水

意外に思われるかもしれませんが、シンプルな塩水が吐き気に効果的だと言われています。
吐き気にもいろいろなものがあるかと思いますが、二日酔いや食べ過ぎなどによる吐き気の場合には塩水が効果的です。
これは吐き気を抑えるというよりも、吐くことによって楽になることを目指している対処法になります。

コップ1杯の水、だいたい200mlの水に小さじ2杯から3杯ほどの塩を溶かして、少しずつゆっくりと飲んでいきましょう。
塩水が胃を刺激してくれますので、それが吐き気につながり、より吐きやすい状態に持っていってくれます。
吐くことができたら、そのまま体を横にしてゆっくりと休みましょう。
普通の塩でもいいのですが、岩塩などを使うとよりマイルドになります。
普通の塩水ではきついという場合には、岩塩で塩水を作ってみるといいでしょう。

しょうがの吐き気止め

乗り物酔いをしてしまう方というのは、常に吐き気との戦いになるでしょう。
しかしながら、そういうときでも吐き気止めを持っていれば心にも余裕ができるものです。
しょうがの吐き気止めの作り方はとても簡単です。
まず、しょうがひとつ分のしぼり汁を作ります。
そのしぼり汁に小さじ2杯のはちみつと大さじ3杯のお湯を加えます。
これをさらに電子レンジで3分ほど加熱して、製氷皿に入れて冷凍庫へ入れます。
この凍った状態のものを保冷水筒に入れて持ち歩きます。
「酔いそうだな」というタイミングで小さじ1杯ほどを飲むようにしましょう。
しょうがの辛味成分であるジンゲロールが吐き気や頭痛を抑えてくれるでしょう。
ただ、このしょうがの吐き気止めはぬるくなってくると逆に吐き気を促してしまいますので注意しておきましょう。
冷たいうちに飲むのがポイントなのです。
乗り物酔いのための薬というのは、いろいろなものが市販されているものです。
しかしながら、いまいち効果を実感できなかったという方もいるでしょうし、そもそも乗り物酔いのために薬を飲むということに抵抗のある方もいるかと思います。
そういった方でもしょうがの吐き気止めであれば、安心して飲むことができます。
何よりもすべてが自然由来の食べ物からできていますので、吐き気止めとしてだけではなく、体にもよさそうですよね。

梅醤番茶

吐き気から実際に吐いてしまった後というのは、とても疲れてしまうものです。
吐くために普段は使わない筋肉を使うこともありますし、背中や胸が痛むという方も多いでしょう。
一仕事したとき以上に疲れますし、ぐったりとしてしまうことでしょう。
そういったときにおすすめなのが梅醤番茶というものです。
梅干しにクエン酸が含まれていることはよく知られていますが、このクエン酸は体の中で疲れのもととなる物質を燃やしてくれるのです。
体の中に疲労物質がたまってしまう前に、それを掃除してくれるのです。
夏バテなどにも梅干しがいいと言われてきたのは、まさにこのクエン酸の働きによるものなのです。
また、ありがたいことに梅干しには吐き気を止める薬効があるともいわれています。
この梅干しに醤油と番茶をプラスした梅醤番茶は、水分補給をしながら、体を回復させてくれる素晴らしい先人たちの知恵なのです。
さて、その梅醤番茶の作り方についてです。
まずは、梅干し1個の種を取って、果肉を叩いてペースト状にしていきます。
熱々の番茶を180mlほど用意します。
最初に作った梅干しのペーストをマグカップや湯呑にうつして、醤油小さじ半分を入れて、熱々の番茶を注いでいきます。
あとは、それをよくかき混ぜるだけです。
たったこれだけで効果的な梅醤番茶の出来上がりです。
ただ、梅醤番茶にはひとつ注意点があります。
それは、急いで飲んでしまうと逆に吐き気を起こしてしまうということです。
そのため、できるだけゆっくりと飲むようにしていきましょう。