いざというときのために!畳を汚してしまったときの対処法
最近では洋風の住まいも多く見られるようになりましたが、そういった住まいの中でも誰もが一室は和室を設けているものです。
和室といえば、言うまでもなく畳がポイントになってきます。
ただ、この畳というのはお手入れが難しいことでも知られています。
特に、汚してしまったときなどには「どうしよう・・・」と途方に暮れてしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、畳を汚したときの対処法についてご紹介していきましょう。
水性インクで汚してしまった場合
水性インクで畳を汚してしまった場合についてです。
まずは、タオルなどで水性インクを吸い取りましょう。
次に、牛乳で湿らせてかたく絞った雑巾でふき取ります。
牛乳のにおいに関しては問題ないのですが、どうしてもにおいが気になるという場合にはレモン汁と塩素酸ソーダを使います。
レモン汁とドラッグストアなどで売っている消毒用の塩素酸ソーダを10倍に薄めた液で拭きましょう。
牛乳でふき取るにしてもレモン汁と塩素酸ソーダでふき取るにしても、最後に水拭きをとから拭きをしておしまいです。
コーヒーやジュース、お酒、醤油などで汚してしまった場合
食事をするときには和室で・・・というご家庭も多いかと思います。
確かに、和室での食事というのはいかにも日本人らしくていいものですが、畳を汚してしまうことも多くなります。
コーヒーやジュース、お酒、醤油などで畳を汚して、「なんてこった!」と慌てふためいてしまうこともあるでしょう。
もともと畳というのは、水気を嫌うものです。
そのため、コーヒーやジュース、お酒、醤油などの液体で畳を汚してしまった場合、迅速な対応が重要になってきます。
コーヒーやジュース、お酒、醤油などをこぼしてしまった場合、まずは素早くタオルやペーパーなどで吸い取るようにしましょう。
次に、上から塩をふりかけます。塩が湿ってきたら、使用済みの歯ブラシで畳の目にそって擦っていきます。
最後に、掃除機とかたく絞った雑巾をかければ、畳を傷めることなく、綺麗にすることができます。
ガムで汚してしまった場合
畳のある部屋でくつろいでいたら、噛んでいたガムをうっかり口から落としてしまった、銀紙で丸めたガムをうっかり踏んでしまった・・・こういうことは誰にでもあるでしょう。
畳に限らず、へばりついてしまったガムというのはとても困った存在です。
では、畳をガムで汚してしまった場合にはどうしたらいいのでしょうか。
まず、シンナーかベンジンを布に染み込ませてふき取りましょう。
もし、ガムが畳の目に入り込んでしまっていたら、当て布をした上でアイロンをかけます。
そうすることによってガムが柔らかくなりますので、柔らかくなったガムを取り除くようにしましょう。
アイロンをする際には、絶対に当て布を忘れないようにしましょう。
当て布をしないままアイロンをかけてしまうと、畳が焦げてしまうだけではなく、柔らかくなったガムがアイロンについてしまうかもしれません。
たばこで汚してしまった場合
和室でたばこを吸うという方もいるかと思いますが、うっかりたばこを畳の上に落してしまうということもあるでしょう。
火のついたたばこを畳の上に落してしまえば、当然、畳には焼き焦げができてしまいます。
たばこの焼き焦げが畳についてしまった場合には、オキシドールを使います。
オキシドールで脱色させることができますので、焼け焦げが目立たなくなります。
焼け焦げた部分の列を取り除き、他の列を寄せて目立たなくするという方法もあるのですが、畳を傷めずに綺麗な状態で保つということを考えるのであれば、やはりオキシドールで脱色するほうが無難でしょう。
カビで汚してしまった場合
住まいとは切っても切れない縁を持っているのがカビです。
カビというとお風呂場などのイメージがあるかもしれませんが、畳をカビで汚してしまうということもあります。
畳をカビで汚してしまった場合、まずは歯ブラシでカビを取り除くようにしましょう。
次に、消毒用アルコールか木酢液を布に染み込ませてふき取ります。
ぬれ雑巾でふき取ろうと考える方もいるかもしれませんが、それは絶対にやめておきましょう。
あとは、年に2回ほど畳に日光浴をさせてあげるだけでOKです。
畳を綺麗な状態で長持ちさせるためには、日頃のお手入れが肝心です。
いざというときのお手入れ法を知って、すぐに実践できるようにしておきたいものです。