よくある胃もたれに効果的な昔ながらの対処法
「うう、胃もたれ・・・年かしら・・・」なんてセリフはよく見聞きするものです。
まさにそういう状況になっているという方もいるかもしれませんね。
胃もたれはどういった時に起こるの??
胃もたれというのは、胃の働きが鈍くなって、きちんと消化されないときに起こるものです。
加齢によるものと思われがちなのですが、胃もたれは若い方でも結構頻繁に起こっているものです。
胃もたれというのは何ともいえない気持ち悪さがあります。
体の中心がモヤモヤするのは、やはり誰だって嫌なものです。
ここでは、胃もたれに効果的な昔ながらの対処法についてご紹介していきたいと思います。
よもぎの青汁
日本人にとって、よもぎというのは本当に馴染み深いものです。
道端によく生えているということもあるのですが、よもぎ餅など食べ物としてもよく使われるものです。
また、食べ物以外では消毒などに使うこともあります。
子どもの頃、怪我をしたときに近くに生えているよもぎを石ですりつぶしてそれを怪我した部分に塗っていた・・・という方も多いのではないでしょうか。
こういった擦り傷や切り傷の消毒はもちろん、腰痛や冷え性の改善などにも使われてきた万能薬でもあるのです。
万能薬というだけあって、よもぎは胃腸をはじめとした内臓にもしっかりと働きかけてくれます。
内臓の働きを高めてくれますので、胃もたれの改善にもぴったりなのです。
最近では、ドラッグストアなどでよもぎを乾燥させ、粉末にしたものが売られているものです。
そういったものを小さじ1杯、マグカップや湯呑などに入れて、熱湯を200mlほど注げばよもぎの青汁の完成です。
胃の疲れにもよく聞いてくれるでしょう。
市販されている青汁の中からよもぎが使われているのを選ぶのもひとつの方法ですが、胃もたれを改善するのであればやはり昔ながらのよもぎの青汁がいいでしょう。
焦がしじゃがいも
焦がしじゃがいもというと、いかにもおいしそうな感じがするのですが、実はこの焦がしじゃがいもも胃もたれに効果的なものなのです。
じゃがいもはその昔から胃もたれや胃痛を和らげるものとして知られてきました。
というのも、じゃがいもにはビタミンCが含まれています。
このビタミンCが胃の粘膜だけではなく、細胞そのものを元気にしてくれるのです。
「胃の調子が悪いな~」と思ったら、生のじゃがいもをおろして、小さじ2杯ほどのしぼり汁を作って、飲んでみましょう。
その薬効をもっと高めたいのであれば、焦がしじゃがいもがおすすめです。
じゃがいものおろし汁を煮詰めて凝縮させることによって、より効果的になります。
じゃがいもに含まれているビタミンCは水や熱に弱いのですが、じゃがいもに含まれているでんぶんに守られているため壊れにくくなっているのです。
では、焦がしじゃがいもの作り方についてです。
まずは、じゃがいもを10個ほど綺麗に洗って、芽と皮と取っておきましょう。
ご存知の方も多いでしょうが、じゃがいもの芽にはソラニンという有害物質が含まれています。
できるだけ深く取り除くようにしましょう。
芽と皮を取ったら、それをすりおろします。
すりおろしたものを濾していき、しぼり汁を作ります。
そしてそのしぼり汁を鍋やフライパンに入れて、弱火にかけます。
煮詰めていって、底に焦げができるまで水分を完全に蒸発させていきます。
これを小さじ1杯ほど1日1回服用するだけです。
焦がしじゃがいもという言葉の響きからイメージするものとは違ったかもしれませんが、是非実践してみましょう。
じゃがいもというとドイツのジャーマンポテトなどが有名ですが、実際にドイツでも同じようにじゃがいもを焦がした知恵ぐすりがあります。
ドイツではスライスしたじゃがいもを黒焦げにして、1日に2枚ほど食べるというやり方が伝わっているようです。
こちらのドイツ流の焦がしじゃがいもも試してみてもいいかもしれませんね。
はちみつ
朝起きたときなどに「胃がなんとなくムカムカするかも・・・」というときには、小さじ1杯のはちみつを舐めるといいでしょう。
はちみつには、アミラーゼというものが含まれています。
このアミラーゼはでんぷんを分解する消化酵素なので、朝ごはんで食べた淡水化物の消化吸収を助けてくれるのです。
はちみつを小さじ1杯舐めるだけというお手軽な方法ですので、是非実践してみましょう。
ちなみに、はちみつがない場合には大根おろしも効果的です。
大根おろしにも同じアミラーゼが含まれているのです。