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つらい腰痛には昔ながらの知恵薬

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つらい腰痛には昔ながらの知恵薬

デスクワークをしている方の中には腰痛で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

デスクワーク以外でも腰に負担のかかるような動作が多かったり、長時間同じ姿勢でいるようなことが多かったりすれば、腰痛というのはやはり出てくるものです。
そういった腰痛には昔ながらの知恵薬でしっかりと対処していきましょう。
腰がふっと軽くなって、気持ちまで前向きになるでしょう。

よもぎ湯

よもぎというと、よもぎ餅やよもぎ団子といった和菓子に使われるイメージがあります。
しかしながら、そのよもぎを使ったよもぎ湯は腰痛にも効果的なのです。
青々と成長した夏場のよもぎの葉というのは、2日から3日ほど陰干しするだけで腰痛や肩こりに効いてくれる薬湯剤となってくれるのです。

それでは、早速作り方です!

乾燥させたよもぎの葉を100gほどネットに入れて、1.5リットルほどのお湯で10分煎じたら、ぬるめのお湯を張っておいた浴槽へそのまま入れましょう。
よもぎの香り成分であるシネオールが体を芯から温めてくれますので、血行がよくなっていきます。
血行がよくなることによって、筋肉のこわばりをほぐしてくれるのです。
お湯にゆっくりとつかりながら、腰痛で痛むところをよもぎの葉のは煎ったネットでこすっておくとさらに効果的です。

マタタビ酒

またたび酒
引用:http://www.osake-shopping.com/
マタタビというと、猫の大好物というイメージがあるかと思います。
しかしながら、このマタタビを使ったマタタビ酒も腰痛に効果的なのです。
もともとマタタビがどのような植物なのかを知っている方はそう多くないと思いますが、マタタビというのは山地に生えるツル性の植物です。

7月から9月にかけては果実が実るのですが、その中でも虫こぶ状になったものを「木天蓼」と呼びます。
この木天蓼は、関節の痛みや冷え性を治す妙薬として、昔から知られていました。
マタタビに含まれる沈痛成分であるアクチニジンが溶け込んでいるマタタビ酒は、腰痛によく効いてくれるのです。
毎日、寝る前に15mlほど飲むようにすると、次第に腰が軽くなってくるでしょう。
自分で作るのもいいでしょうが、まずは市販品で試してみましょう。
ただ、お酒に弱い方はやめておきましょう。
少量でもお酒を飲むと頭が痛くなってしまうという方であれば、寝る前に飲むことによって睡眠の質が落ちてしまうかもしれません。
いくらマタタビ酒が腰痛にいいからといって、お酒に弱い方が無理して飲む必要はありません。
他の方法を実践していきましょう。

スイカズラ湯


引用:https://horti.jp/

スイカズラという名前を見聞きしたことのある方は多いでしょう。
実は、このスイカズラを使ったスイカズラ湯というものも腰痛に効果的なのです。
独特の形をしているスイカズラの花ですが、その花の根元を吸えば甘い蜜の味が口の中いっぱいに広がります。
中高年の方であれば、誰もが子どもの頃に一度はやったことがあるでしょう。
今ではさまざまなお菓子に当たり前のように砂糖が使われています。
しかしながら、昔は砂糖は貴重なものだったのです。
そういった時代の中で、気軽に楽しめるスイカズラの花の蜜は自然の中にあるありがたいおやつでした。
スイカズラを漢字にすると「吸い蔓」となります。
その昔から、スイカズラの花の蜜は子どもたちの楽しみのひとつだったのです。
子どもにとっては自然の中で楽しめるおやつですが、大人の方にとってはその茎や葉に含まれているクロロゲン酸の消炎作用が癒しになっていました。
その時代ではかなりの長寿だったことで知られているかの徳川家康もスイカズラ酒が好きだったと言われています。
スイカズラを焼酎とみりんにつけたスイカズラ酒は、徳川家康の長寿の秘訣だったのでしょう。
そのスイカズラを使ったスイカズラ湯という形で、その薬効を体感していきましょう。

では、さっそくスイカズラ湯の作り方についてです。

4月から6月頃にスイカズラの茎や葉を摘んで、よく洗っておきましょう。
よく洗ったスイカズラの茎や葉をカラカラになるまで陰干ししておきます。
乾燥が足りないと感じるようであれば、ラップをかけないまま電子レンジで数分加熱してもいいでしょう。
カラカラに乾燥したスイカズラの茎や葉100gほどをネットなどに入れて、1リットルほどの水で煎じていきます。
そして、スイカズラの入ったネットごと、お風呂のお湯に混ぜていきます。
あとは、いつも通りにお風呂に入るだけです。
腰痛で痛むところに、スイカズラの入ったネットをこすりつけるとさらに痛みが和らぐでしょう。