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美肌に効果的な昔ながらの知恵薬

意外な使い道生活で便利な知恵
美肌に効果的な昔ながらの知恵薬

肌の調子というのは、それだけで女性の気持ちを大きく左右するものです。
これはいつの時代も変わらないことでしょう。

だからこそ、昔の時代を生きる女性も今の時代を生きる女性も美肌のためにあれこれと試行錯誤を重ねているのです。
ここでは、そんなに美肌に効果的な昔ながらの知恵薬をご紹介していきましょう。

ヘチマ水

ヘチマ水

まずは、ヘチマ水についてです。
今でもヘチマを使った化粧品というのは多く見られるものですが、実際にヘチマというのは美肌においていい仕事をしてくれるのです。
ちなみに、このヘチマ水というのは江戸時代には「美人水」という名前でも親しまれていました。
名前からして期待が持てる知恵薬です。
ヘチマ水は、その昔からそれこそ大奥のお姫様から庶民の奥様方まで本当にありとあらゆる女性が愛用していました。

ヘチマ水にはサポニンが含まれているのですが、このサポニンが泡立つことによって肌の表面の汚れなどを優しく綺麗に取り除いてくれるのです。
さらに、嬉しいことに肌で雑菌が増えるのを防いでくれるのです。
肌の細胞自体も元気にしてくれるので、本当に健康的な美肌を目指していくことができます。
ニキビや皮脂で悩んでいる女性にとってもヘチマ水というのは、効果的な知恵薬です。

では、さっそくそのヘチマ水の作り方についてご紹介していきましょう。

9月頃、ヘチマにたっぷりと水をあげた後、ヘチマのツルを地面から50cmほどのところで切ってしまいます。
切り口の汚れをしっかりと落とし、空になったペットボトルやビンの口に株元から伸びているほうのツルを差し込んで、テープなどで固定しておきます。
一昼夜そのまま放置すると、中にヘチマ水がたまっているはずです。
たまったヘチマ水をコーヒーフィルターなどで濾せば、美肌に効果的なヘチマ水の完成です。
冷蔵庫で5日ほどであれば、保存することができます。
お風呂上がりや洗顔後にいつも使っている化粧水と同じような感覚で使ってみましょう。

ハトムギ粥

ハトムギ粥も美肌に効果的な知恵薬です。
ハトムギもヘチマと同じように化粧品に多く使われています。
ハトムギには、細胞の新陳代謝を高めてくれる働きがあります。
新陳代謝というのは、細胞の生まれ変わりのことです。
肌のターンオーバーといいますが、これはまさに新陳代謝のことを指しているのです。
傷ついた肌細胞というのは不調のもとになってしまいます。
そういった肌細胞を次々と生まれ変わらせて、むくみのもととなる余分な水分や老廃物をしっかりと排出してくれるのです。
江戸時代からハトムギというのは、美肌やイボ取りの妙薬として多くの方に親しまれてきました。
また、美しく滑らかな肌にとって欠かすことのできないエストロゲンという女性ホルモンの分泌を活発にしてくれます。
ハトムギには食物繊維も豊富に含まれていますので、吹き出物や肌のくすみを招いてしまう便秘の解消にも効果的です。
丸ごとハトムギをいただくことによって、体の内側から美肌を目指していくことができるのです。

では、ハトムギ粥の作り方をご紹介していきましょう。

まず、脱穀してあるハトムギを40gほど用意します。
このハトムギと同じくらいの米をよく洗って、一晩水に浸けておきます。
次に、一晩水に浸けておいたハトムギと米に、だし昆布5cmほどと水650mlほどを鍋に入れて、火にかけます。
火にかけて沸騰したら、だし昆布を引き上げます。
だし昆布を引き上げたら、今度は弱火にして好みのとろみになるまでじっくりと炊いていきましょう。
これでハトムギ粥の完成です。

ハトムギ粥をこのままいただいても十分な美肌効果が期待できるのですが、薬味として梅干しやユズなどを入れるとより美肌効果が期待できるハトムギ粥へとレベルアップしていきます。
一晩水に浸けておく必要がありますので、思い立ったときにすぐ食べられるわけではないのですが、美肌のためには積極的に取り入れていきたいメニューです。
お粥ということでお腹にも優しいですし、薬味でいろいろとアレンジできるのも嬉しいポイントです。
お粥を使ったダイエット法もありますので、美肌を目指しつつダイエットのほうでも効果を実感できるかもしれません。
まさに一石二鳥です。