薄毛に中から効く昔ながらの知恵
大昔からの男性の悩み「薄毛」に身体の中から対応していく方法
古来より、男性を悩ませてきた「薄毛」。
ですが、大昔は、東洋人は薄毛が少なく、西洋人に多いと言われていました。
その理由は「食生活」。
東洋人は大半が農耕民族かつ、魚を食べて生活してきました。
一方、西洋人は肉食であることが多く、脂肪腺が肥大する傾向にありました。
抜け毛の最も大きな原因はこの脂肪腺の肥大とも言われています。
つまり、昔に習うと、こうした脂分の摂取を控えることで薄毛に対処することも可能とも言えます。
今はお肉やナッツやチョコと言った、植物からも油を摂取する機会が多くなってしまい、なかなかカロリーを抑えるということは難しいのですが、食生活で薄毛の悩みに対応することもできるのです。
頭皮に鰯の缶詰で育毛力を!!
日本では大昔から大衆に食べられてきた、鰯。
その鰯は薄毛対策に優れた栄養素を持っていたということがわかりました。
鰯には「メチオニン」や「亜鉛」「DHA」といった栄養が含まれているのですが、これらは髪にとって本当に良い栄養素なのです。
メチオニンは髪の成長に欠かせない栄養
髪は「システイン」という栄養素を元に成長していくのですが、このシステインを作るのに欠かせないのが「メチオニン」と「亜鉛」。
因みに、システインは飲酒や眼精疲労時にも減らされていくため、薄毛が気になる方は飲酒を控え、目を労る生活をすると、更に効果が得られるかもしれません。
亜鉛は薄毛の原因を倒す!?
亜鉛は薄毛の原因NO1であるDHTを抑制します。
DHTとは、男性ホルモンの中でも強力なホルモンで、これが増えすぎてしまうと発毛や育毛を阻害してしまうのです。
亜鉛はそのDHTを程ほどに抑えてくれるのです。
DHAやコエンザイムは血液をサラサラにしてくれる
鰯に含まれる、DHA・EPA・コエンザイムといった成分は、血液をサラサラにして、血行を促進してくれる作用があります。
なので、頭皮の血行も良くなり、必要な栄養素が髪まで届くようになるのです。
鰯は育毛のためにある!?
アンチエイジングの権威といわれるベンジャミン・フランク博士は「髪の毛のために週4で鰯の缶詰を食べるとよい」と言っていたそうですが、亜鉛・DHA・メチオニンと、鰯の栄養素は育毛との相性抜群。
湾や海岸で群れを成して、たくさん捕ることのできる鰯は、昔から東洋人の食卓に並ぶありふれた食べ物だったのですが、そのお陰でアジアの人々は薄毛が少なかったのかもしれません。
まさに、鰯は育毛のためにあるような食べ物なのです。
鰯を食べるなら「鰯の缶詰」で
調理の手間や、栄養の流出、そして保存の観点で考えると、鰯を食べるなら「缶詰」がおすすめ!!
髪に有効な栄養素を鰯の缶詰で摂ることを考えると、1日1缶を食べるといいと言われています。
ただし、缶詰には塩分も多く、また、メチオニンから作られるシステインは、多すぎると動脈硬化の原因となったりすることもあるため、食べ過ぎに注意するようにしましょう。
何事も、バランス良く。が一番ですね。
鰯の缶詰のレシピ
鰯の缶詰はそれだけでも美味しい食べ物ですが、一手間かけると飽きずに、もっと美味しく食べることができます。
そんなおすすめのレシピがこちら。
【イワシの缶詰ホットサンドイッチ】
■材料
- 鰯の缶詰 半缶
- 食パン 2枚
- バター 少量
- サラダ菜 数枚
- とろけるチーズ 1枚
- トマト 1/3個
■作り方
- パンにバターを塗り、サラダ菜・トマトを乗せる。
- 1のパンの上に汁気を摂った鰯の缶詰の鰯を乗せて、その上にチーズを置く。
- 2の上にバターを塗ったもう一枚のパンを被せる。
- ホットサンドメーカーで焼く。(ない場合は、そのままオーブンで焼いてもOK)
パンに鰯の缶詰!? と、思われるかもしれませんが、以外と合います。
また、パンにはしっかりとバターの塗っておかないと、鰯の缶詰の汁が染みこみますので、注意しましょう。
バランスよく食べて薄毛対策するなら「孫は優しい」と覚えましょう
鰯の缶詰を毎日1缶食べても、それだけでは薄毛対策はできません。
育毛のために、バランスの良い食事を食べるなら、「孫は優しい(まごわやさしい)」が合い言葉。
- ま……豆類
- ご……ゴマ
- わ……わかめ
- や……野菜
- さ……魚
- しい……椎茸(キノコ類)
つまり、豆類のタンパク質、ゴマのセサミン、わかめ(海藻類)のミネラル類、野菜の栄養、魚(鰯)の栄養素、椎茸(キノコ類)の食物繊維、これらが髪にとって最高のバランスを保ってくれるバランスなのです。
昔の人達は粗食と言われていましたが、近年ではとてもバランスの取れた食生活を送ってきたのだと見直されてきています。
ですので、食事を考える際には、この「まごわやさしい」を目印に、食材を選ぶと良いでしょう。