家計の味方もやしの栄養をキープする昔ながらの知恵
野菜が高騰しても安心なもやしの鮮度を保つには!?
猛暑や冷夏などで野菜が高くなったとしても、もやしだけは大体50円以下。
そんな家計の救世主であるもやしは、傷みやすいことだけがたまにキズ。
だからといって、もやしを買うためだけに仕事帰りなどにスーパーに寄るのも手間。
また、安い時に2~3袋まとめて買い置きしておきたいこともあるもやしを、少しでも長持ちさせる方法をお伝えします。
もやしの保存はチルド室で
もやしは水分が多く、低温を好む野菜。
そのため、夏場に限らず、冬でも外に出して保存しておくとあっという間に傷んでしまい、もったいのないことに。
また、冷蔵庫に入れていても水分が抜けてカラカラになってしまうか、冷蔵庫の温度でも傷んでしまいがち。
もちろん野菜室もダメですが、だからといって冷凍させてしまうと水分が多いため、解凍時にシワシワになってしまい食べるのが難しくなってしまいます。
そんな足の速いもやしですが、保存したい場合は「チルド室」で。
通常よりも温度の低いチルド室であれば、栄養を守りながらの保存が可能なのです。
【保存のやり方】
- 軽く洗ったもやしに熱湯をかける。もしくは、電子レンジに20秒ほどかけ、さっと火を通します。
- さっと火を通したら水をキッチンペーパーなどで良く拭き取り、ラップに小分けしてチルド室で保存しましょう。
このやり方だと、1週間ももやしをもたせることができるのです。
栄養もキープができる!!
もやしにはビタミン・ミネラルが豊富にあります。
ですが、どちらも鮮度が落ちると同時にどんどん減少していき、室温で3割、冷蔵でも5割も失われてしまいます。
そんなもやしのビタミンも、上記のやり方で、チルド室で保存するとなんと3日後でも9割も栄養を保ってくれるのです。
チルド室は大体0~-1度。
これは、冷蔵室よりも温度が低く、食べ物が凍る-2~0度寸前の温度なので、鮮度が落ちやすいが腐らせられない物の保存に最適なのです。
ですが、水分が多いとチルド室でも凍ってしまいますので、できるだけ加熱後に水分を拭き取るようにしましょう。
もやしのヒゲ根は取らずに栄養キープ
チルド室で鮮度・栄養の保持はできましたが、実はもやしの栄養を逃してしまう意外な盲点が他にもあったのです。
それは「もやしのヒゲ根を切ってしまうこと」。
もやしのお尻の方からちょろっと出ている、ヒゲのような根の部分ですが、口当たりが悪いからと取ってしまうひとも多いのです。
ですがヒゲ根にはもやしの中の食物繊維が一番多く含まれている部分でもあり、また、ヒゲ根を取ることによって、ビタミンの流出が始まってしまい、とても勿体ないことになってしまいます。
もやしはそのまま食べるようにしましょう。
簡単もやしのナムルの作り方
ごはんの置かずにも、お酒のおつまみにも、お弁当にもおすすめの簡単なナムルの作り方をお伝えします。
■材料■
- もやし
- ごま油
- 塩
- ニンニク(チューブ)
■作り方■
- もやしを電子レンジで加熱し、その中にごま油・塩・チューブのニンニクを好みの分量入れて混ぜます。
- お皿に盛って出来上がり!!
とても簡単で美味しいので、忙しい朝にさっと作って1品増やしたり、お酒のおつまみがないときに作っても良いでしょう。
ニンニクを増やしてしまうと匂いが気になるかと思いますので、ニンニクの量は調節しましょう。
もやしたっぷり生春巻きの作り方
お客さんが来たときにぱぱっと作れて、見栄えのよいもやしの生春巻き。
■材料■
- もやし
- ほうれん草
- 豚ロース
- エビ
■作り方■
- もやし・ほうれん草・豚ロース・エビは全て火を通し、食べやすい大きさに切ります。
- ライスペーパーを水にくぐらせ、火を通した材料を少量ずつ乗せて、巻いていきます。
- タレはポン酢、もしくはニョクマムなど好みのタレを用意し、それにつけて食べましょう。
基本はもやし・ほうれん草・豚ロース・エビですが、レモンを入れたり、パクチーを入れたりと、自分の好みの材料で食べて見ましょう。
火を通した材料を食卓に並べ、手巻き寿司のように各々が巻いて食べても楽しく、美味しいでしょう。