メニュー

キッチンは少量の「食べ物」でピカピカになる昔ながらの知恵

生活で便利な知恵
キッチンは少量の「食べ物」でピカピカになる昔ながらの知恵

お焦げも黒ずみも「鉄製器具」は少量の○○でピカピカに!!

キッチンの掃除に「重曹」はよく聞く生活の知恵ですが、重曹以外にもキッチンの掃除に効果的なものはたくさんあります。

その中でも今回は、お鍋の焦げ付きや、包丁のサビなど「鉄製調理器具」のお掃除におすすめの、身近にある」「安くて」「便利な」食材でのお掃除方法をお伝えしたいと思います。

お鍋の焦げ付きには「お酢」が効く

うっかり焦がしてしまった「お鍋」。

今時はテフロン加工のお鍋が多く使われているかと思いますが、ホーローや鉄製のお鍋、そしてテフロン加工のお鍋でもそのテフロンが剥がれてしまった際に「焦げ付き」が生じることがあります。

うっかりの場合でも、そうでない場合も、お鍋の焦げ付きはゴシゴシとたわしなどで擦ると、お鍋自体にキズが付いてしまいますし、疲れるだけでたいして焦げが落ちないことも多々あります。

そんなお鍋の焦げついきには「お酢」。

お酢

お鍋にたっぷりとお水を入れ、お酢を大さじ2~3杯(大きなお鍋の場合は、それに準じて量を増やして)入れ、そのまま沸騰させるだけ。

ボコボコとお湯が沸き立ったつと、段々と焦げが浮いてくるでしょう。

ガンコな焦げ付きの場合、火を消してしばらく放置してみると、ぺろんと軽い力で焦げが剥がれることもあります。

ただし、焦げが浮いたら、お酢入りのお湯は捨て、お酢が鍋に残らないよう、すすいで乾かすようにしましょう。

アルミ製のお鍋の黒ずみには「リンゴの皮」が一番

テフロン鍋やホーロー鍋などと違い、アルミ製のお鍋は、綺麗に使っているつもりでも段々と黒ずみが生じてしまいます。

これは「黒変化現象」と呼ばれるもので、アルミニウムと水が化学変化を起こし、水酸化アルミニウムになった物がさらに水に含まれるミネラルと反応して、鍋に付着。黒く見える減少なのです。

もちろん、この黒ずみが口に入ることで体調を崩すようなことはありませんが、見た目にちょっと良くありません。

そんな時には、リンゴを食べたついでにお掃除。

リンゴ

鍋の中の黒ずみがある部分まで水を入れ、その中にリンゴの皮や芯なんかをいれて、15分ほど沸騰させるだけ。

あとは、リンゴの皮と水を捨て、軽くスポンジで擦れば、あっという間に黒ずみが落ちて、元の綺麗なアルミ鍋に戻るでしょう。

これはリンゴに含まれる酸が黒ずみを分解してくれるのですが、同時にアルミ鍋の表面も再び無防備な状態になってしまいます。

ですので、この掃除をした後は、もう一度米のとぎ汁を煮立たせるなどして、酸化皮膜を作ってしまうと、黒ずみ予防になりますので、ぜひお試しください。

包丁のサビ予防に「米ぬか」が効く

切れない包丁は、料理に手間を与えてしまうどころか、自分の指を切ってしまうなどの安全性の麺から見ても良い物ではありません。

ですが、錆びた包丁は研いでもすぐにサビが生じてしまったり、刃が欠ける原因になってしまったりと、悪いことばかり。

もちろん、包丁についたサビ自体は重曹で落とすことができるのですが、一々重曹でサビ落としをするのも大変ですので、包丁をしまう場所・しまう方法に一工夫して、さびが浮かないように予防していきましょう。

包丁のサビ予防には、フライパンで良く炒った米ぬかが最適です。

米ぬか

フライパンで米ぬかを少し焦げるくらいまでよく炒り、それを縦長の容器に移し、包丁をその容器にしまうだけでOK。

米ぬかに含まれる油成分などが、包丁をサビから守ってくれます。

因みに、ステンレス製の包丁は錆びにくいので、あまりこの方法は使わなくても大丈夫かと思いますが、出刃包丁や刺身包丁などは、ステンレスで作られていない物が多いため、このようにして保存することをおすすめします。

牛乳の焦げ付き汚れは「タマネギ」であっという間

牛乳を温めると、「膜」が出てきます。

これはタンパク質の塊なのですが、とても焦げやすく、ホットミルクを作る際に温め過ぎただけでも黒くお鍋が焦げてしまうことも。

また、手作りでホワイトソースを作ろうとした際に、どんなに弱火で作っていても、鍋の底のように茶色い焦げが残ってしまうことも多々あります。

そんなお鍋の「牛乳の焦げ付き」は、タマネギを使うことで、あっという間にピカピカにすることができます。

タマネギ

お鍋に水を張り、適当な大きさに切ったタマネギを入れて、少し煮立たせるだけ。

その後、タマネギとお湯を捨てて、軽くスポンジで擦ると、牛乳の焦げ付きはすぐに落ちるので、たわしで擦るよりお鍋の負担が少なくて良いでしょう。

ちなみに、タマネギは皮を使っても意味がないため、白い部分が理想なのですが、茶色い皮と白い部分がくっついた部分や、切り取った根や芽の部分など「料理では捨ててしまうけど、もったいない部分」を使うと、ゴミとなる前に有効利用ができてお得です。