食べ物で細かな箇所まで美しくなる昔ながらの知恵
身近な食べ物を細かな美容に役立てるコツ
肌が綺麗、髪が綺麗……といった「目につく部分の美しさ」というのは、美を語る上でとても大切なポイントですが、爪の先や目や歯などといった、普段自分では気にならないような部分も、実は人は見ています。
そんな細かなポイントを美しくするための、身近でお手軽な方法を、昔ながらの知恵から拝借してみましょう。
「白」は「レモン」でさらに白く
美しく輝く爪は、美しさのポイントとしてかなりのウエイトを占めているかと思います。
ですが、ネイルサロンに頻繁に行く、普段の忙しい仕事や家事の合間にはなかなかやりにくいこと。
そんな爪のお手入れには「レモン」がとっても役に立ちます。
レモンには「レオンオイル」という特有のオイル成分が含まれており、実はヴァイオリンやギターなどの木製楽器の手入れなどに使われているほど。
乾燥してひび割れないようにメンテナンスをするために使用されるのですが、人間の爪にも同じような効果が期待できます。
やり方は簡単。
レモンの皮の裏側の「白い部分」で爪を磨くだけで、ツヤツヤの美しい爪になります。
また、レモンを水に絞りコットンにその水を染みこませ、それを、爪を覆うように指に巻き、10分ほど放置するだけで、爪が強くなるので、レモンを購入した際についでにお手入れをしてみるとよいでしょう。
爪が欠けにくく丈夫になるほか、黄色い変色やシミ予防にもなります。
ただし、レモンは刺激が強い酸性の食材ですので、肌が弱い方は、初めは5分程度から試してピリピリしなければ、7分……10分と時間を増やしていきましょう。
また、レモンは爪以外にも、不要な角質で黒くなった部分をなめらかに、白くする作用もあります。
レモンの皮をすりおろし、オリーブオイルと粗塩を混ぜ、それを黒ずんだ角質部分につけて優しくマッサージをしましょう。
もちろん、これも刺激が強いので、肌が弱い方は少量にしたり水で薄めたりしてお使いください。
もし、心配な場合はパッチテストをしてから試すとよいでしょう。
レモン水にして飲むことでも美容によいレモンは、このように外からも人を美しくするために役に立つのです。
目の疲れには「ティーパック」
どんより疲れた目や、充血で赤くなった目では、どんなに肌が綺麗でも髪型が決まっていても、どこか不健康そうな、美しくないイメージを与えてしまいます。
パソコンやスマホなど、眼精疲労になりやすく日々のアイケアは欠かせません。
ですが、使い捨ての温感アイマスクは毎日使うには少々高いですし、マッサージもやり過ぎるとシワの元になります。
そんな時に役に立つのが「ティーパック」。
紅茶を飲んだ後に残る、出がらしのティーパックをまぶたに乗せて5分ほど放置するだけ。
紅茶の茶葉にはビタミンやカテキンが含まれています。
もちろん、そのほとんどはお湯の方に流れていますが、けっこうな量が茶葉にもまだ残っていますので、そのビタミンやカテキン類が目の周辺の皮膚に浸透し、目のむくみや疲れをとっていってくれるのです。
もちろん、紅茶の香りにはリラクゼーション作用があり、ストレス解消や疲労回復にも役立ちます。
温かいティーパックの場合は、目の血行促進作用が期待でき、リラックス効果が高く、冷たく冷やしたティーパックの場合は、目の引き締め作用や疲労回復に役立つ絵小。
ただし、温かいティーパックを目に乗せる場合は、火傷しない程度に冷ましてから乗せるようにしましょう。
因みに、このティーパックの目元ケアは、加齢による目元のたるみにも効果があると言われています。
ティーパックは2つ必要となりますが、どうせ捨ててしまうのでしたら、もう1回美容に役立ててから捨てましょう。
【茶葉で飲んでいる場合】
ティーパックを使わず、直接茶葉を使って紅茶を飲んでいる場合は、飲んだ後の茶葉をキッチンペーパーに包んでから目の上に乗せて使ってみてください。
腫れた歯茎には「下ろしニンニク」で
この方法は一時的なものな上に、少々臭うため、写真を撮るためにとりあえず歯茎の腫れを抑えたちというときにしか使えませんが、ちょっとした応急処置になります。
すり下ろしたニンニクの汁を水で薄め、それでうがいをするとニンニクの殺菌効果により歯茎の腫れが、一時的に治まります。
もちろん、腫れの原因が歯周病などでしたら病院へ行った方がよいのですが、笑顔での写真を撮る必要があるときなどに、腫れた歯茎を抑えられるため、覚えておくとちょっとお得でしょう。
このように、身近にある食べ物で気になる美容をまかなえるので、ぜひ試してみてください。