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焼いてビタミンB1をがっつりとる豚肉の知恵

健康の知恵袋
焼いてビタミンB1をがっつりとる豚肉の知恵

食品の中でもビタミンB1含有量No1の豚肉を賢く食べよう

豚肉は鶏と並び私たち日本人にとって最もなじみのある食材とも言えるでしょう。

牛肉よりも安く、ロース・肩・ハラミの他、ミミガーとして耳や、豚足として足まで食べることができ、しかもそれぞれに異なる風味を楽しめるため、週に1度以上は食べているのではないでしょうか。

そんな豚肉、実は食品の中でも断トツにビタミンB1が多く、「お肉を食べてビタミンがとれる」最適最高の食材です。

今回はそんな豚肉のビタミンB1を最大10倍も多くとれる、昔ながらの知恵をご紹介します。

豚肉の栄養素は?

とんかつ

豚肉の栄養素で上げられるのはまず「ビタミンB1」。

ビタミンB1は身体を動かしたり、物を考えたりするために糖質をエネルギーに変えるときに必要となる栄養素で、ビタミンB1が不足してしまうと、脂肪がつきやすくなったり、疲れやすくなったり、頭の回転が鈍くなったりしてしまいます。

夏は夏バテ防止におすすめの栄養素なのですが、よく身体を動かす人やダイエットを考えている人、勉強をしている人にとっては1年を通して必要な栄養素です。

因みに

日本人の主食である「白いご飯」は糖質がかなり多く含まれており、日本酒を飲んだり、ご飯のおかずとしても「甘」しょっぱい味付けを好む民族としても、このビタミンB1は絶対必須の栄養素。

不足してしまうと、日本食を食べている日本人は糖がそのまま脂肪になってしまいますく、あっという間にメタボになってしまいます。

 

また、豚の脂「ラード」は、「脂肪の塊」「身体に悪そう」と行ったイメージがありますが、実はラードにはオレイン酸という不飽和脂肪酸の一種が、たくさん含まれています。

このオレイン酸は悪玉コレステロールを減らす効果があるので、生活習慣病予防にとっても優れた脂だったのです。

因みにこのオレイン酸、酸化しにくく熱にも強いため、加熱処理をしてもしっかりお肉に中に残ってくれるのがありがたい所です。

豚肉のビタミンB1を10倍多くとる方法

餃子

豚肉の中に多く含まれるビタミンB1。

このビタミンB1は水に溶けやすい性質を持っており、豚肉を茹でてしまうことによって50%以上が流れ出てしまうと言われています。

つまり、豚しゃぶなどにしてしまうと、そのほとんどのビタミンB1が捨てる煮汁の方に入ってしまっているということになるのです。

そんなビタミンB1の流出を防ぐには「豚肉は焼くこと」!!

生姜焼きやポークステーキなど、焼いたり炒めたりすることによりビタミンB1の流出を防ぐことができるのです。

さらに、一緒に長ネギやニラと炒めると、長ネギやニラに含まれるアリシンがビタミンB1の吸収率を10倍に増やしてくれるので、「餃子」なんかはビタミンB1摂取量最強の食べ方だったのです!!

ダイエット中の方におすすめの豚肉の食べ方

スペアリブ

豚肉のラードはオレイン酸がたくさん含まれており、身体に悪いものではないと聞いても、やはりカロリーが気になる人もいるはずです。

ですが、豚肉のビタミンB1はダイエットにも最適。

そんな時には、豚肉を魚焼きグリルで「網焼き」にしてしまいましょう!

余計な油は落ちてくれますし、ビタミンB1は水煮にしているわけではないのでお肉にちゃんと残ってくれます。

網焼きすることによって落ちるカロリーは20%。

スペアリブなどの骨付き肉に味を染みこませて、魚焼きグリルで焼くだけなので、調理もとても簡単です。

もちろん、豚肉の味噌漬けなども焼いても美味しいですし、岩塩や粗挽き黒コショウ、ローリエなどを振りかけてロースなどをそのまま焼いても、豪華な食卓になります。

豚肉のおすすめ部位

部位

豚肉は耳から足先まで余すことなく食べられる優秀なお肉。

ダイエット中の場合、低脂肪高タンパクかつ、ビタミンB1をもっとも多く含むヒレ肉がおすすめ。
カリウムも豊富なので、むくみ対策にもなります。

年配の方には、きめ細かく、歯ごたえの柔らかいロース肉がおすすめ。

男性の方は赤身の多い、もも肉がさっぱりとして食べやすいのでおすすめです。

子どもには旨味の強いバラ肉がおすすめなのですが、脂質が多いため、たくさんはあげないように調節してあげましょう。