料理を美味しくする昔ながらのちょっとしたコツ・アレコレ
難しいテクニックナシで料理を美味しくする目から鱗の「おばあちゃんのライフハック」
- せっかくのこんにゃく料理がちょっと臭い。
- カレーをまろやかにしたい。
- ぱらぱらのチャーハンを食べたいと子どもが言っている。
そんな調理の「ちょっとした困った」を解決するには、「お婆ちゃんの知恵」が一番!
手間もお金もかからず、ちょっとしたポイントでグンっと料理を美味しくしてくれる、昔ながらの知恵は、キッチンにはなくてはならない存在。
今回は、そんな「料理に役立つプチテクニック」をご紹介します。
カレーをまろやかにするには○○を入れるだけ!
コクがあり、まろやかなカレーは子どもだけではなく、大人が食べても美味しいと感じるもの。
できれば「ルー」一つでそこまでまろやかになってもらいたいものですが、なかなかそうはいかないもの。
そんな時は隠し味として「お酢」を入れることで、まろやかさアップ!!
カレーを煮込み、火を止める直前にほんの少し……大体お鍋にグルリと回し入れる程度のお酢を入れて、それから火を止めるだけで完成。
お酢の効果でカレーの味がまろやかになり、さらに、カレーの中のお肉を柔らかくする効果も期待できます。
気になるお酢の匂いや酸味ですが、カレーの余熱で匂いや酸味が飛びますし、スパイスよりもお酢の方が遥かに弱いものですので、味も変わりません。
ただただ、カレーがまろやかに美味しくなるので、入れるに越したことのない、おすすめ隠し味だったのです!
理想的なパラパラチャーハンを作るちょっとしたコツ
お店で出てくるようなパラパラチャーハンを家庭でも作れたら……。
そう思ったことのある方は、きっと少なくないはず。
お店のチャーハンは業務用のガスレンジで高温で炒めることができるため、お米の中の水分を綺麗に飛ばすことができ、それでパラパラにすることができるのですが、家庭用のガスレンジ・IHではちょっと難しいところ。
ですが、お米の中に水分が入っていなければいいのですから……そうです、「冷蔵保存した、水分の少なくなったご飯」を使えば良いのです!!
炊きたての場合は、電子レンジで1分ほど加熱することによって、中の水分を飛ばすこともできます。
炒めるときに、最初に卵から炒め、卵・油・フライパンがしっかりなじんだところで、具材やご飯を入れることによって、食感がよくなるので、冷蔵保存したご飯をこの方法で炒めると、お店の味にぐっと近づきます。
因みに、油の代わりに、マヨネーズを使うことでも、ご飯に油の層を作ることができ、一粒一粒がパラパラの美味しいチャーハンを作ることができます。
【テクニック】
- 冷やご飯を使う(炊きたてしかないときはレンジで水分を飛ばす)
- 卵から炒める
- 油の代わりにマヨネーズを使う
こんにゃくの臭みは下ゆでよりも○○!!
こんにゃくはそのままだとちょっと独特の臭みのある食べ物ですが、その臭いを取るために下ゆでするのも少し面倒ですよね。
ですが、お婆ちゃんたちはどんどん便利な方法を見つけてくれるのです。
そう、こんにゃくの臭みを簡単にとるには、「レンジでチン!」。
やり方は簡単です。
ちぎったこんにゃく(調理で小さく切ったりする場合は、適宜その大きさに切る)を耐熱容器に入れて、ラップをかけて2分間ほど加熱するだけ。
因みに、100gで600Wの計算ですので、もっと量があれば時間を増やしたり、もっと量が少なければ時間を減らすなどして調節してください。
この方法ならわざわざお湯を沸かす必要もなく、こんにゃくの芯から臭いのある水分が蒸発し、臭みが無くなる上に歯ごたえまでよくなるという、一石二鳥のテクニックなんです!!
唐揚げはごま油でジューシーに!?
手作りの唐揚げは、古今東西、今も昔も子どもが喜ぶ料理です。
ですが、冷めるとパサパサになってしまうこともあり、お弁当として食べる時にはちょっと美味しくなくなってしまうこともあります。
そんな唐揚げですが、時間が経っても美味しくジューシーにするテクニックがあります。
それは、下味を付ける際に、ごま油を少量入れるだけ。
ごま油がお肉を多い、水分の蒸発を防いでくれるため、時間が経ってもパサパサにならずにすみます。
因みに、ごま油の量は、鶏肉1枚に対して、小さじ1杯程度で十分。
これくらいならカロリーも気にせず、お父さんのお弁当用の唐揚げとしても使えますね♪
タラコの薄皮は一度○○すると剥きやすい
タラコはパスタにしたり、卵焼きに入れたりするとそれだけで最高の一品になるのですが、その際皮を剥く必要があります。
タラコの薄皮はよれやすく、無理に剥こうとすると潰れてしまいタラコが薄皮のほうにくっついてしまったりと、ちょっともったいのないことに。
そんなタラコですが、実は「1度冷凍」するだけで超絶簡単に薄皮を剥くことができるのです。
中までがっつり冷凍せずとも、薄皮とその下の表面のタラコが凍っていれば、スルっと皮が剥けるので、夜寝る前、もしくは朝夜ご飯用にタラコを使うと決めたときなどに、冷凍庫にポンと入れて皮を剥きやすくしておきましょう。