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アスパラガスで春の健康を保とう

健康の知恵袋
アスパラガスで春の健康を保とう

疲労回復・免疫力アップにアスパラガスの力を借りる

春になると美味しいアスパラガスは、ベーコン巻きやアスパラ炒めとして良くお弁当に入れることが多いですよね。

そんなアスパラガスにはアスパラギン酸という、アスパラガスにしか含まれていない特殊な成分があります。

このアスパラギン酸を100%有意義に体に吸収させるオススメ組み合わせ食材など、アスパラガスを存分に堪能できるレシピをご詳細します!

アスパラガスの主な成分と効果

アスパラガス

【アスパラガスの主な栄養素】

  • 食物繊維
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンB2
  • ビタミンA(βカロチン)

【アスパラガスに期待できる効果】

アスパラガスは消化器系の働きを高めるという効果の他、体の熱を取る、喉の渇きを和らげるなどの効果が期待できると言われています。

アスパラガスの先端部分は芽になるのですが、この部分にはアスパラギン酸がたくさん含まれており、「新陳代謝促進」作用が優れています。

そのため、疲労回復はもちろん、美肌にも最適とされています。

美容に関しては、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれていることからもわかりますよね。

また、近年では免疫力を高める作用があると研究でわかり、ガン予防にも良いのではと期待されています。

因みに、今回はグリーンアスパラガス(一般的に見られる緑色のアスパラガス)を主として取り扱いますが、白い、ホワイトアスパラガスにも同じ効果が含まれており、色の違いによる栄養素の差はないと言われています。

アスパラガスの旬と保存方法

アスパラガス

アスパラガスの旬は5月~6月。丁度春の盛りですね。

アスパラガスを選ぶときは色が濃く、穂先が固くしまっているものを選ぶようにしましょう。

茎の方も、切り口をチェックして変色をしていないものを選んだ方が良いでしょう。

細い方が柔らかいということもあるのですが、太い物も固い茎を折ってしまえばそこから上は調理しやすいアスパラガスになりますので、太い細いはあまり関係ありません。

丸ごと炒めたり、お肉を巻きたいときは細い物を。
スライスしてスープに入れたり、炒めたいときは太いアスパラガスを選ぶと良いでしょう。

そして、アスパラガスの保存方法ですが、アスパラガスはともかく乾燥しやすいので、湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包み、その上から更にラップで包んで乾燥対策した後、冷蔵庫の野菜室に「立てて」保存するようにしましょう。

アスパラガスにオススメ+食材

【+「トマト」で喉の渇き対策に!?】

トマトスープ

※タマネギやジャガイモなどを入れても美味しい※

喉の渇きとは意外な症状ですが、お水は飲んでいるのに喉が渇いているような気がすることや、アメなどを食べ続けていないとなんとなく喉がパサついているような感覚になる事はありませんか?

それは体が余計な熱を蓄えて、口乾症になっている時。

アスパラガスはそんな体の熱を取って、喉の渇きを和らげてくれる働きがあるのですが、同じく、夏の食べ物代表であるトマトも、体の熱を取る働きがあります。

この二つを組み合わせる事によって、体に溜まった余計な熱、ほてりを解消し、喉の渇きを癒やしてくれる最強の一品が作れるのです。

オススメなのは「アスパラ入りトマトスープ」。

サラダなどにしてしまっても良いのですが、スープにすることによって、体の熱を取り過ぎることもなく、また潤いの元である水分も補給できるのでオススメできるのです。

作り方は簡単。

刻んだトマトを鍋に入れて、水とコンソメを入れ、そこに切ったアスパラガスを入れるだけ。

アスパラガスは細いものならそのまま、太い物はスライスして入れれば歯触りもよく食べることが出来ます。

【+「ごぼう」で便秘解消に】

豚汁

※豚汁にアスパラを+αしても※

アスパラガスは、その根元の部分の繊維を見てもらうと解る通り、かなり食物繊維が含まれています。

また、ゴボウも言わずと知れた食物繊維の王さま。

そんな二つの組み合わせレシピは、食物繊維もオリゴ糖も豊富な便秘解消料理に。

食べ方のオススメは、「ゴボウとアスパラのきんぴら」。

ゴボウのきんぴらにアスパラをプラスアルファするだけなのですが、通常バターで炒めるイメージの強いアスパラを、ごま油で炒めて甘塩っぱい味付けをすることで新鮮な美味しさを堪能することができます。

ご飯のおかずに、お弁当のおかずに最適です。

アスパラガスの注意ポイント

美味しいアスパラガスですが、実は組み合わせNG食材が……。

アスパラガスと豆腐を一緒に食べると、胆石を作る可能性があると言われています。

実は、この話自体どこから生まれたものか、まだわからないもので、「鰻と梅干しを一緒に食べてはいけない」というような、迷信的なものかもしれませんが、昔からの言伝えなので、頭に入れておいたほうがよいかもしれません。