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飲み残しのビールはあらゆるものに使える便利アイテム

意外な使い道
飲み残しのビールはあらゆるものに使える便利アイテム

ビールの国でなくとも知っている「飲み残し」の超有効活用法

ビールはお酒の中でもかなり歴史は古く、紀元前4千年まえに、メソポタミア文明で作られたと言われています。

当時は大麦やエンマー小麦から作られていたらしく、紀元前2050年前の粘土板が発掘された際に「ビールを受け取りました」ということが書かれていたとされているほど。

アジアでも中国で5000年前にビールを作っていたとされる痕跡が見つかっているほど、世界のあちらこちらでビールは古くから作られていました。

ローマ時代になるとワインが主流となったため、ビールは「野蛮人の飲み物」とされてあまり広まらなかったのですが、時代が進んでキリスト教が広まるにつれヨーロッパ全土でビールも広まるようになりました。

そして11世紀、ドイツのルプレヒトベルク女子修道院がホップを始めて使ったビールを開発し、今のビールの原型が整うようになりました。

ビールの歴史

とは言え、当時は日本の「どぶろく」のように各家庭が自由気ままにビールを作っていた時代だったため、粗悪なビールが多かったのですが、1516年、ビールで有名なバイエルンにてビールは「麦芽とホップと水のみで作った物」というビール純粋令を出し、だんだんと今のように美味しいビールが世に出回るようになりました。

因みに日本にビールが入ったのは江戸時代初期。

その当時はまだ徳川幕府の官僚などが飲んでみた程度でしたが、明治維新の後期頃、医師の川本幸民が日本で初めてビールを醸造し、そこから長い時間をかけて日本中に広まっていきました。

そんな歴史のあるビールです。
日本はもちろん、世界中で「飲む」以外の用途が編み出されています。

今回はそんなビールの目からうろこな使い方をお伝えします。

飲み残しビールの有効活用法①魚の臭い消し

焼き魚

ビールはアルコールでできているため、日本酒などのように「臭い消し」に使えます。

しかも、香りが強くないため、焼き魚を焼く前に残ったビールを少しふりかけたりするだけで、魚独特の生臭さが消えておいしく食べられます。

下味をつける際なども、飲み残しビールを少し入れるだけで臭い消しになります。

飲み残しビールの有効活用法②すき焼きの水がわりに

すき焼き

明治初期、すき焼きが日本でブームとなったのですが、その際裏技として発明されたのが「すき焼きの割下を薄める際にビールを使う」ということ。

普通に水で割るよりもビールの炭酸やアルコールでお肉が柔らかくなり、苦みがあるため甘くなり過ぎずに美味しくなるのです。

もちろん、少量ずつ入れて、味が薄まらないように気を付けましょう。

飲み残しビールの有効活用法③ナメクジ除けに

庭いじりの大敵「ナメクジ」。

ナメクジ除けに農薬をまいても良いのですが、せっかくの家庭菜園など農薬をまいてしまっては台無し。

そんな時はビールの残りを、ペットボトルを1/3ほどに切ったものに入れて、夕方、ナメクジのいそうなところにセットしておきましょう。

ナメクジはビールが大好きですので、このビールの匂いに誘われてどんどんビールの海の中に飛び込んでいきますので、翌朝取って捨ててしまいましょう。

ただし……本当にたくさんナメクジが「ドボン」しているため、悪夢を見そうなほど気持ちが悪い可能性が高いです。

朝、確認する時は注意しておきましょう……。

飲み残しビールの有効活用法④天ぷら衣の溶き水として

天ぷら

ビールに含まれる炭酸と酵母は、天ぷら粉をふっくらとさせる効果があります。

天ぷら粉を作る際、水の代わりにビールを使うだけでふんわりさっくりとした、おいしい衣になるので、ぜひ試してみてください。

飲み残しビールの有効活用法⑤シャンプーとして

これはヨーロッパの方が昔からよく使っていた方法。

ビールにはビタミンB群が豊富なため、固い髪質を柔らかくする効果があるとして、今でもチェコでは「ビールシャンプー」など売っており、大変人気です。

やり方はビールを鍋に入れて5分ほど火にかけ、それをシャンプーと一緒に合わせて使うだけ。

髪に光沢も出てサラサラになります!!

飲み残しビールの有効活用法⑥ぬか床に入れて

ぬか床

お婆ちゃんが昔よくやっていたぬか漬けの裏技。

ビールに含まれている酵母がぬか床にいる乳酸菌の活性化を助けてくれるため、早く成熟するため好んで入れる人が多いのです。

大さじ1杯程度のビールで十分ですので、飲み残しビールと言わず、おいしいぬか漬けのためにもビールを入れてみてはいかがでしょうか。

飲み残しビールの有効活用法⑦うがいにも

ビールにはアルコールが入っているため、当然ですが殺菌・細菌予防効果があります。

しかも、喉に良いばかりではなく、口内炎にも効果があるとされているので、ビールでうがいはバカにできません。

ただし、炭酸が抜けていない状態ですと逆に痛くなってしまいますので、気の抜けた、「まさに飲み残しビール」でうがいをすると良いでしょう。