これからの時期に昔の知恵で虫対策
家の外でも中でも虫さされ対策は昔の知恵が速く効く
これからの時期、公園やキャンプなどに出なくとも、家の中でも虫さされにあったり、虫が耳の中に入ってしまうなどの恐ろしいトラブルに見舞われることが……っ!!
そんな時に限って、手元に薬がないなどという時もありますが、虫は太古の昔から私たち人間を悩ませてきたお隣さん。
もちろん、先人たちも数々の知恵を残してくれています。
そんな知恵をお借りして、虫トラブルに立ち向かってみましょう。
虫が耳に入ったら!?
寝ていたら突然耳の中でゴソゴソと音が……っ!?
叫びたくなるほど嫌ですが、耳の中に虫が入ってしまうことってあります。
虫も出口が分からなくなり、取れなくなってしまうのですがそんな時は、部屋を真っ暗にして、懐中電灯の光を耳に当ててみましょう。
虫は光に吸い寄せられる習性があるので、その習性を利用して光の道を耳に作ってあげましょう。
それでも取れないときは……。
奥に入られてしまう前に、病院へ行くしかありませんが、大抵は懐中電灯の光、もしくはスマホのライトなどを当てれば勝手に出て行きます。
虫が目に入ってしまった!!
自転車で走っていたら突然目に痛みが……。
多いのが羽虫などの小さな虫が目に入ってしまうこと。
そんな時に慌てて目を擦ってしまうと、目の中で虫がバラバラになって余計酷いことになってしまいます。
ですので、目に虫が入ってしまったときは、擦らず下を向いて目をぱちぱちと瞬きさせるか、目薬があれば目薬を。
出来れば、流水で瞬きをして目を洗うようにすると良いでしょう。
痛い! ハチに刺された!!
ミツバチなどに刺された時は、山芋のツルを折って揉むとヌルヌルした液が出るので、それを塗ることで痛みが薄れ、腫れも引きます。
山芋なんて……と思われるかもしれませんが、意外と山芋は山地に自生しているので、キャンプ場などで刺された時に覚えておくと便利なライフハックです。
また、玉ねぎ・ニンニク・ニラなどをすりつぶした液を付けても、痛みが和らぎます。
スズメバチなどの大きなハチの場合は、毒が水溶性なので水にさらしてある程度流してから、夏なら朝顔の葉を揉んで、その汁をつけると炎症が静まりますので、その間に病院に行って治療してもらうのがベストです。
蚊に刺されたけど薬がない時は!?
1年ぶりに蚊に刺されてしまったけど、去年の段階で虫刺されの薬がなくなってた……。
そんな時には、石鹸を水で濡らして、刺されたところに塗ってみましょう。
意外とかゆみもすぐにとれて、あとも残らずきれいに消えるので、覚えておいて損はない昔の知恵です。
毛虫や茶毒蛾などの細かな針が刺さっちゃった!!
毛虫や茶毒蛾など、細くて細かな毛が毒針となっているため、下手に肌に付いた状態でかいたり、つまんだりすると、針が折れて皮膚の別の部分に刺さって、余計に被害拡大……。
体中あちこちが痒くなってしまいます。
しかも毛虫や茶毒蛾の毒に対応する薬はなく、腫れて赤いブツブツになってしまった場合は、ステロイドを塗って炎症を静めていくしかないので、ちょっと厄介です。
そうならないように、まず、毛虫や茶毒蛾が触れた個所や、刺された場所は、ガムテープを付けて、毛針を取り除きましょう。
その後、水で洗って冷やしたり、冷湿布を貼って温まらないようにすれば大丈夫。
プツプツと1~2か所赤く小さくはれている程度であるならば、絶対に掻いたりしないで我慢していた方が良いでしょう。
広範囲でブツブツになってしまったり、痒みがどうしても我慢できないときなどは皮膚科で相談すると良いでしょう。
魚やクラゲの毒に刺されたら!?
虫ではないのですが、夏、海で釣りをしたり、海水浴をしたりして、魚やクラゲに刺されてしまうことがあります。
共通するのはこうした魚やクラゲの毒はタンパク質でできているということ。
体に広がってしまう前に、すぐに火傷しない程度のお湯で傷口を流して、たんぱく質を変性させてしまいましょう。
とはいえ毒が100%無力化できることはないので、応急処置が済んだら病院へ行って処置してもらうことをお勧めします。
ちなみに、魚の場合毒は持っておらず、痛い思いをするだけのこともありますが、そうした場合でもばい菌が入る可能性もありますので、血が出るほど傷を負ったら、しっかりと石鹸水で流すようにしましょう。