地味に気になるフケの悩みは先人の知恵で優しく解決!!
頭皮の不調「フケ」には桃の葉・菊の葉・米酢で対処!!
お風呂に毎日入っていても、ぱらぱらと肩にフケが落ちてくる……。
フケというのは角質がはがれて落ちる物なので、誰にでも出ることなのですが、これが多くなってくると「フケ症」と呼ばれ頭皮が不調であるということの現れ。
フケ症になる原因は様々で、シャンプーが合わないということから、ビタミン不足などの栄養面でのことまで色々とあります。
ですが、どんなに清潔にしていても方にフケが乗っていては、不衛生に見えてしまい、人目も気になりますし、ストレスを感じてしまうでしょう。
そんなフケ症ですが、いくら日本人がお風呂好きの清潔な民族だと言われていても、やはり毎日毎日お風呂に入るのは難しかった昔は、桃の葉や菊の葉、米酢などで対処していたのです。
昔の知恵のフケ対策。
現代でも十分通用する、お役立ちアイデアなのです!!
桃の葉は脂性のフケに効果的!!
べたべたしたフケは頭皮の脂が過剰に出てしまっている、脂性フケ!!
そんな頭皮の脂に効果的なのが「桃の葉の煎じ汁」。
桃の葉にはタンニンが豊富に含まれており、油分を落とし、さらには殺菌成分もあるため、脂性のフケにありがちなマラセチア菌の除菌まで手伝ってくれます。
そんな桃の葉の煎じ汁。
作り方は超簡単!!
【桃の葉の煎じ汁の作り方と使い方】
桃の葉を30枚ほど水で洗い、1.8Lの水で濃い緑色になるまで煮て煎じます。
煎じ汁を漉して冷まし、頭皮にマッサージするように擦り込んで20分ほど放置。
その後、いつも通り髪を洗って終了。
大体1週間に1回を目安にやると良いのですが、煎じ汁は清潔な瓶などに入れて、冷蔵庫で1か月ほど保存可能ですので、作る時に多めに作っておくと良いでしょう。
菊の葉の煎じ汁も効果的!!
桃の葉の煎じ汁と同じように、菊の葉の煎じ汁も、脂性のフケに効果的で、菊の葉の苦み成分がマラセチア菌などの頭皮に良くない菌を除菌。
さらに、毛穴の引き締め成分が含まれているため、余計な皮脂の分泌も防いでくれます。
観賞用でも食用の菊でも良いので、桃の葉よりも、菊の葉の方が手に入りやすく良いかもしれません。
作り方、使い方は桃の葉の煎じ汁と全く同じなのですが、これも桃の葉の煎じ汁を使う時と同様で、「煎じ汁を使っているから大丈夫」ではなく、
- 頭皮を清潔に保つ
- 油物を控える
- アルコールを控える
- 睡眠時間を取る
- 野菜や果物を食べる
といった、よい頭皮作りに必要なことを実践していくようにしましょう。
生活習慣を変えるだけでも、フケ症が治ることもありますので、心がけていきましょう。
米酢は日本古来の「乾性フケ」撃退汁!?
耳垢を取ってみた時に、パラパラと粉っぽい人もいれば、麺棒などではないと取れないくらいねっとりとした湿っぽい耳垢の人もいます。
日本人は実は、このねっとり型(ウエットタイプ)の耳垢の人は少なく、大半が乾性(ドライタイプ)の耳垢だと言われています。
それと同じように、フケも粉のようにパラパラと落ちる乾性のフケの人が多く、あの推理小説の金田一耕助も『頭を掻くとぱらぱらと雪のようにフケが舞う』と、乾性のフケであることが書かれていましたが、日本人にありがちなことは確かです。
そんな乾性のフケですが、実は脂性のフケよりももっと対策が簡単!!
乾性のフケの原因のほとんどは頭皮の乾燥。
米酢にはアミノ酸がたくさん含まれており、肌の水分を保ち保湿してくれる働きがあるため、うるおいを頭皮に届けることができるのです。
また、髪のキューティクルに力を与えてくれるのも、キューティクルの元であるアミノ酸なため、頭皮だけではなく髪の毛も健康に、サラサラにしてくれるのです。
米酢でケアする方法はとても簡単。
米酢:精製水=1:2でスプレー容器に入れて、お風呂上りに頭皮にかけてマッサージするだけ。
因みに、使う米酢は原材料に「アルコール」と書かれていないものを選ぶようにしましょう。
また、肌が弱いという方は、水の量を増やして薄めて使うようにし、問題なければ米酢の量を増やしていくと安心して使えるでしょう。